TOEIC勉強ならまずはリスニングから
TOEICを受けたことが無くてこれから勉強しようと考えている人、500点、600点レベルの人はまずはリスニングから勉強するといいですという話。
ほとんどの日本人にとって、リスニングパートの方がリーディングパートより点数を取りやすいはず(たまに地頭が良くてリーディングが得意な人もいる)。
聞き取りの力は思ったより伸びやすいためだ。逆に、リーディングの力(速読力、直読直解力)を上げるのは地道な努力が必要なので、鍛えていくのに時間がかかる。
再生される英語の量が少ないPart 1、Part 2から重点的に得点しているのがおすすめ。
Part 1,2に限らず、リスニングで重要なのは、聞こえた音と英文を自分の中でリンクさせるということ。
聞き取れなかった音があればそれを再生速度を低くしたりしてノートに日本語でもいいので聞こえたとおりに書いてみる。存在しない単語になったとしてもアルファベットで書いていい。
そのあとスクリプトを見て、ああ、「こういう英文はこういう風に聞こえるんだ」という経験をするのが大事。
知らない単語だったら聞き取れないのは当たり前だし、前置詞や冠詞が別の単語とくっついてブロークンで話す時とは違って聞こえることも多々ある。TOEICはそんなに速くは発話されないけど、リスニング慣れしていない人にとっては速く感じることもある。
車の運転と同じで、速いスピードは初めは怖く感じるが、聞くことを習慣にすれば耳が慣れていって聞き取れる範囲が増えるはず。
また、語彙を増やすのも重要。知らない単語はまず聞き取れない。リスニングパートに出てくる単語はリーディングパートよりは優しめだが、Part 1に出てきやすい癖のある単語や表現というのもある。
単語帳はいろんなものが売っているが、いろいろ見た中では「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (金フレ)」が良かった。今売っている単語帳はほぼ間違いなく音声が付いてくるので、単語の意味を覚えるだけじゃなく、音も聞いて覚えるのが大事。
語彙を増やしたり聞き取りの経験を増やしていくことでPart 3,4にも挑戦していけるようになるわけだが、長文パートのPart 3,4は初心者には難しい。高得点を取るためには設問先読みの技術が必要だったりするが、初心者や500~600点レベルの人にそれをするのはまず無理だろう。
集中して音声を聞いて断片的にでも情報を覚え、後の問題を解いていくことぐらいしかできないかも。
そもそも設問の意味が分からないと致命的なので、公式問題集や精選模試などの設問を読んで、その意味を理解することから始めるレベルにある人もいると思う。
段々にレベルを上げていって、余裕が出てきたら、設問先読みにトライ。
先読みについては長くなるのでまた別途。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8 [ ETS ] 価格:3,300円 |