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【洋書読了】ザリガニの鳴くところ

リーディング力向上のために洋書を読むことを習慣にしています。

ディーリア・オーエンズ氏の小説、ザリガニの鳴くところを読み終わりましたのでその感想と、洋書を読むこと自体についての記事です。

 

この本は2021年本屋大賞 翻訳小説部門で第1位だったため惹かれて2021年4月に洋書版をKindleへダウンロード、他の図書館で借りてきた本を読みつつ、読む本がない時にちょこちょこと読み進め、1年以上たってようやく読了。

購入時は200円もしなかったのに、人気が後から出たのか今はずいぶん値上がりしている様子(円安も関係?)。

さて、この本だが、内容としては↓のような感じ。

家族に置いていかれ、6歳にして貧しい人々が暮らす山奥の湿地の家で一人で生きていく少女カイアの物語。 物語の始まりは湿地にある櫓の下で、村の人気者の男が死体で発見されるとことから始まるミステリーとなっている。

 

しかしながらミステリーと言っても単純なミステリーではなく、なんともジャンル分けが難しい本で、著者がジョージア州出身の動物学者であることもあり、湿地の動物の生態の描写が細かにされていたりする。

湿地の動植物の固有名詞(ヤシ、コケ、鷺などなど)がバンバン出てくるのでその度に辞書で調べたりする必要があり、その点は読み進めるのが難しかったものの、全体の構成として5~10ページほどのパートが全部で55程の構成となっており、一つ一つは小粒なので、テンポよく進むことができた(1年以上かかったが)。

こういった洋書を読むと、セリフ部分は割と簡単だが、セリフ以外の描写は難しく感じる。辞書を使ったとしても調子がいい時は90~100%ほどの理解で行けるが、そうでないときは50~60%の理解となってしまい、内容がよくわからないまま進むこともある。

これは洋書を読む人の宿命なのだと思う。

初めから日本語の本と同じくらいに読み解けるぐらいのリーディング力があればいいが、そんな人はなかなかいないだろう。

皆、色んな本に何度もトライして、分からないながらも時には和訳を確認しながら読んでいくことで、ゆっくり読解力があがってくるのだろう。抽象的で文学的な表現が出てくると結構難しいが、これが理解できるとお、上達したな、と感じられる。

この記事が洋書選びの参考になれば幸いです。

Where the Crawdads Sing

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